PFOS及びPFOAについて

  PFOS及びPFOAは、幅広い用途で使用されてきましたが、これらの物質は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、国内外で規制やリスク管理に関する取り組みが進められています。
 国内では、令和2年度に水質管理目標設定項目に設定され、令和6年12月24日に開催された「令和6年度第2回水質基準逐次改正検討会」及び「水道水質・衛生管理小委員会(第1回)」の中で、水道水におけるPFOS及びPFOAについて、現行の水質管理目標設定項目から水質基準項目に格上げする方針が示されました。
※PFOS:ペルフルオロオクタンスルホン酸
 PFOA:ペルフルオロオクタン酸
※水道水質基準については、環境省のホームページをご覧ください。

汚染源について

PFOS及びPFOAの汚染源としては事業場や不法投棄された廃棄物などが考えられます。
当企業団の水源である摺上川ダムの上流部の約130平方キロメートルは、福島市水道水源保護条例に基づく水源保護地域に指定されており、産業廃棄物処理施設などの水質汚染源の立地が規制されています。
また、当企業団では、汚染リスクの低減を図るため、水源地パトロールなどにより水源地の監視を定期的に行っております。

水質検査結果

当企業団では令和2年度より年1回検査を実施しています。
結果は次のとおりです。

実施日(採水日) 採水箇所 測定結果(PFOS及びPFOAの量の和)
令和2年9月24日 摺上川ダム(水源) 不検出(0.000005mg/L未満)
※0.000005mg/L=5ng/L
浄水場入口(原水)
浄水場出口(浄水)
令和3年9月13日 浄水場入口(原水)
令和4年8月3日 浄水場入口(原水)
令和5年8月7日 浄水場入口(原水)
令和6年8月7日 浄水場入口(原水)

※暫定目標値:PFOS及びPFOAの量の和として0.00005mg/L(50ng/L)以下

参考情報

環境省「有機フッ素化合物(PFAS)について
環境省「令和6年度 第2回水質基準逐次改正検討会
環境省「水道水質・衛生管理小委員会(第1回)

 

お問い合わせ先
施設管理課設備水質係
電話:024-541-4100
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